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Vingの3つの用法と訳し方


不定詞の説明では、to+「動詞の原型」の不定詞には、名詞、形容詞、副詞の3つの用法があり、文型が決まると用法と訳が決定できることを学びました。

このページでは、動詞+ingには、不定詞と同じように3つの用法があり、文型によって用法が判別できることを説明します。また、不定詞の名詞用法とVingの名詞用法(動名詞)の訳の違いについて解説しています。


ポイント

不定詞(To V)とVingには、名詞、形容詞、副詞の3つの用法があります。

Vingの名詞用法は動名詞、形容詞用法は分詞、副詞用法は分詞構文と呼ばれます。

Vp.pには形容詞(分詞)、副詞(分詞構文)の2つの用法のみ存在します。Vp.pには名詞用法がないので注意!

例えば、「よく眠ることは健康でいるために欠かせない」という日本語を英訳します。文の要素を考えると「よく眠ること」が主語(S)になり、その後に「健康でいるために欠かせない」 is essential for your health(V+C)が続きます。

ところが、和英辞書でいくら調べても「よく眠ること」という英単語は存在しません。そこで登場するのがVingです。


Sleep wellでは動詞と副詞なので、S(主語)の位置に置くことはできません。そこでSleepにingをくっつけてSleepingとします。このSleepingは名詞として働くので、文法的には「動名詞」と呼ばれます。

文を完成させると、Sleeping well is essential for your health.となります。

もし、動名詞の代わりに不定詞を使って、to sleep wellとしたらどうでしょうか?前置詞のtoには、未来を示すこんな表現があります。It's 10 to 13.(あと10分で13時になります。→現在12時50分です。)toという前置詞を使った不定詞(名詞句)をつくると「未来に向かって」という意味が含まれるようになります。

そのため、to sleep wellと不定詞にすると「これから熟睡するぞ」という意味になり、「よく眠ることは健康でいるために欠かせない」という原文の意味から離れてしまいます。

一方、動名詞であれば、現在または過去を示します。習慣は現在形するという時制のルールがありますが、「よく眠ること」という表現は習慣ルールと同様に現在の意味にしなければなりません。そのため、不定詞ではなくて動名詞を使ってSleeping wellとするのです。


練習問題でVingの判別と訳し方を練習


After assumimg control of government, Caesar began a programme of social and governmental reforms, including the creation of Julian calender.

英文は「wikipedia - Histry of Rome」から引用しています。

まずは文型の判断を行います。文頭から順に英単語を逐次日本語訳していくやり方は非効率なので止めましょう。最初に動詞を探すと、動詞はbeginの過去形のbeganが1つだけなので文型はSVまたはSVOのどちらかになります。

動詞の前には主語(S)のCaesarがあり、後ろには目的語(O)である名詞のa programmeがあるので文型はSVOに決定しました。文型が決まったのでSVOの訳は、S(カエサル)はO(計画を)をV(開始した)に決まります。

主語の前にあるAfter assuming~,は、文の構成要素(S,V,O,C)にはなれないので、Mで副詞句として働きます。また、前置詞+名詞は自動的にMになるので、of socialとof governmental reformsもMと判断します。また、文末の, including ~もMと判別します。


完璧な訳にするため、訳の前に背景を調べる

カエサルは内乱を平定した後に、グラッスス兄弟が暗殺されて以降止まっていた社会システムの改革(農地法の制定等)を行い、また旧体制派のローマ元老院の改革(旧体制派を希薄化するためにガリア人有力者などを登用して定数を600→900まで増やす)改革に取り組みました。

ユリウス・カエサルのユリウス暦は、紀元前45年から1582年にグレゴリオ暦に変わるまで使われた暦で、1年を365.25日とする2,000年前に作られた暦としては驚異的に正確なものでした。


文型の判断→用法決定と文の訳


前置詞の後ろには名詞以外の品詞を置くことができません。そのため、After assumingは、前置詞+動名詞と判断することができます。前置詞の後ろにあるのでこの動名詞は当たり前ですが名詞用法です。文の構造はMSVOとなっているため、After assuming~は全体で副詞として働きます。訳は「(カエサルによる)元老院のコントロールが確固たるものになった後」となります。

主節はSVOであると判断したので、主節の訳は「カエサルは計画を開始した」ですが、このままではどんな計画か分からないので、 a programme(計画)を修飾(説明)しているof social and governmental reformsによって、「カエサルは社会制度と元老院体制の改革に着手した」と具体的に訳します。

beginはSVO文型を取るので、名詞を1つ支えることができます。a programmeで、既にひとつ名詞を支えているので、文末のincluding the creation of Julian calenderはMで、副詞または形容詞の用法のどちらかになります。

実は、文法を無視して日本語訳だけ考えれば副詞用法(分詞構文)の付帯状況で訳せてしまいます。ただし、副詞用法と判断すると文全体の主語であるCaesar がincludeの意味上の主語になるため、Caesar include(カエサルには含まれる?)という変な訳になってしまいます。

そのため、including~は形容詞用法と判断して、かかる相手のa programmeを意味上の主語にすれば、(a programme)including the creation of Julian calenderを「ユリウス暦の制定を含む改革」と訳すことができます。

文全体の訳は「(カエサルによる)元老院のコントロールが確固たるものになった後、カエサルはユリウス暦の制定を含む社会制度と元老院体制の改革に着手した」となります。


重要!Vingの用法の見分け方


1.動詞を見つけて、前後の文の要素(S,O,C)を探す
→Vingの名詞用法が発見できる

2.それ以外はすべてMと判断する。

3.Mに分類されたVingで、前の名詞を説明する
→形容詞用法を発見

4.それ以外は副詞用法と判断する。

おすすめの参考書


より詳しく勉強したい人には下の英語文法書がおすすめです。

»  英文法の重要性と品詞

»  5つの文型とその訳

»  自動詞と他動詞の違いへ移動する

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